日々。

　人の記憶なんて、あまり当てにならなくて。

　「自分はよく覚えている」とか思っていても、なんかある1日とか、すっぽりと抜け落ちていて、あの日何をしていたんだっけ…とか思い出すのに難渋することも、たまに。

　最近はそういう事も減り気味で、大体の事はそこそこ覚えていたりする。
　メモを取ったりするようになったりしたことも少なからず影響しているのかもしれない。

　あと、もう1つ思うのは。
　若い頃は「1日で目に入る情報量がとんでもなく多かった」のかもしれない。
　あの頃は、今の3倍くらい日々が目まぐるしかったような気がするし、そんな状態だと「取りこぼし」とか必ず発生していたのではないかな。
　そんな時に限って、写真の1枚も撮っていない事とか有って、更に状況を悪くする。

　「あの時、ああしていれば…」というのは、よく聞く話。
　ただ、自分は「あの時、どうしてああいうことになったんだっけ…？」と思い返すことが多々ある。

　もしかして解離性障害的なもの？ とも思ったけれど、ちょっと違うんじゃないかな。
　これはある種の無意識・衝動的な行動だと思う。

　衝動的にパッと何かしてしまうことが、良くない方向へコマを進めてしまっている。

　そこで思うのは、最近は「ちょっと待って考える」を、少しずつだけど行うようにしていること。
　少し立ち止まり、状況を考え、何が良い選択しを考えて選ぶ。…そこまで仰々しいものではなく。

　でも、それを行うことで、無意識・衝動的なものは減ってきて、更に「新しい情報」も年を追って減少しているので、「記憶の抜け落ち」が減ってきているんじゃないかな。

　これでやっと人並みな動きになっている(気がする)ので、引き続き実践できれば良いなぁ。